山田恵里(ソフトボール)、現役引退のお知らせ
弊社でマネジメント契約をしております山田恵里(ソフトボール)ですが、今季限りで現役を退くこととなりました。
デンソーブライトペガサスで活躍するとともに、長年にわたり日の丸を胸に闘い、様々な舞台でソフトボールの魅力を体現し続けてきた山田恵里ですが、この度の、ソフトボール界では前例のないシーズン途中での引退発表は、スタジアムを去る最後の瞬間まで、自身のプレーを通してファンの皆様・関係者の皆様に感謝を伝えたい、次世代にソフトボールへの情熱を繋げたいという、彼女の信念によるものです。
これからポストシーズンに向けてますますヒートアップするJDリーグ、デンソーブライトペガサス、山田恵里にご注目ください。
■山田恵里コメント
私、山田恵里は、2022年シーズンをもちまして現役を引退する事を決断しました。
ソフトボール界に選手として貢献できるまでやると決めて今シーズンに入り、練習や試合を重ねていく中で、これ以上突き抜けた結果を出す事は難しいのではないかと思うようになり、そして全く悔いがなくやり切ったのでこの決断に至りました。
実業団に入り 21年間、沢山の貴重な経験をさせていただき、沢山の方々と出会う事ができ、山田恵里という人間を創っていただき心より感謝申し上げます。
振り返れば、2008年の北京五輪でアメリカを倒して悲願の金メダル、その後、五輪種目からソフトボールが無くなった時は絶望して、どこに向かって良いのか分からず苦悩した時期もありました。
しかし、まさかの地元開催の東京五輪で種目復活。そして再び金メダル獲得…。
キャプテン、地元開催、金メダルは「当然」、「絶対」という中で、毎日気持ち悪くて吐き続けて、みるみる体重が減って行く中で、金メダルを獲れた時は全てから解放され、格別の想いでした。
一人だったら押しつぶされていた、
チームメイト、サポートしてくださる方々、応援してくださる皆様に助けられた、まさにチームスポーツ、ソフトボールの醍醐味を今さら現役の終盤になって実感し、感謝の想いが溢れました。
全く悔いが無く、むしろこんな素敵な競技人生を送らせていただいた私は幸せ者です。
その恩返しとなるかどうか分かりませんが、今後は私が学んできた事、経験させていただいた事を講演活動、メディア活動などを通してお伝えしたり、指導者としての勉強をして、ソフトボールに貢献していく事ができたらと思っています。
またいつの日か、私が愛するソフトボールの五輪種目復活に貢献できる事があるのであれば、国内外問わず活動をしていきたい、そのための勉強や努力は惜しまないつもりです。
などなど、今までを振り返ったり、今後の事を語りだすとここでは語り切れないのですが、また改めて10月2日に記者会見をさせていただく際にお話しができればと思います。
残り数試合の今シーズン、チームの優勝のために、観ていただく皆様の心を動かす事ができるように、ソフトボールの素晴らしさを表現して、楽しく完全燃焼していきたいと思います!
そう、私はかつて一人で押しつぶされそうになっていましたが、仲間とともに勝ちにいきます!
引き続き応援よろしくお願いいたします。